住まいづくりで一番重要なことは?
これから家を建てよう!とお考えの方、「これから5年ぐらいでマイホームが欲しいな!」なんて漠然と考えていらっしゃる方。
マイホームは多くのご家族で一生に一度のことで、大きな夢を形にする大事業だと思います。
でも、
「住まいの間取りでその後の暮らしが決まってしまう」ことや、「住まいづくりのプロセスがその後の家族の心や人間関係に影響していく」ということをご存知ありません。
いざ、「家を建てよう!」というとき、「無料で間取りをプランします」とか、「その場ですぐに理想の住まいがカタチになりますよ」と言われると、
「無料で間取りをつくってくれるってお得!」一見そう思ってしまうのです。
提案された間取りプランとともに、ショールームやカタログで住宅や設備の説明をされ、「こんな家良いな」とか、「 このキッチン素敵」なんて、マイホームの夢は広がります。
そこで「このプランでよろしいですか?」と契約を迫られます。
そこでちょっと考えて欲しいのです。
「家を建てるということは、どういうことなのか?」「家を建てるときに、本当は何を一番考えなければならないのか?」
それを知らないで、家を建て、幸せから遠ざかっているご家族を何度も見てきました。
家族のことを知らずに良い家はできません
なぜ、マイホームを建てるのか?・・・その理由は、『家族が幸せに暮らしたいから』ではないでしょうか?
家族が幸せに暮らすためには、本当は何を一番考えなければならないのでしょうか?それは、
「家族がどうありたいのか?」「どんな家族になりたいのか?」「どんな人生、どんな暮らしを送りたいのか?」
そこを一番考えることだと思います。
でも、 残念ながら、家を建てるときに多くの人は、そこに意識がいきません。 家を建てる側も、買う側も、モノにばかり意識がいってしまっているのが現状です。
本来一番必要で大切な住まいづくりのプロセスがごっそり抜け落ちていることが問題だと思います。
だいたい、家を建てるその家族のことを知らないのに、家を設計できるわけがないと思いませんか?
- 家族が家を建てることでどういう暮らしを求めているか?も知らない
- その家族の今の家も見ていない
- 家族それぞれの持ち物も知らない
- 家族それぞれの生活習慣・動線も知らない
それでは、家族にあった家が設計できるはずがないのです。
家づくりは家族の人生づくり
住まいづくりは、家族のこれからの人生づくりを行うことです。
そんな一番大事なプロセスを、無料で、しかもすぐに間取りができてしまうのは本当はおかしいと思いませんか?
住まいづくりで一番大事なプロセスに関して、家を建てる方も、住む方も考えていないのです。
家づくりで、でき上がった家の収納スペースに合わせて「ここに何を収納しよう」と考えてしまっているケースが多くみられます。
だから片付けられないし、すぐ散らかってしまう。
本当は逆なんです。家族がどうありたいかによって、収納の場所も違ってきます。
家を建てることは、パズルのようにパーツを組み合わせてつくることではありません。おしゃれなデザインの作品を作ることでもありません。 住む人の楽しい暮らしづくりです。
だからじっくり考えて欲しい。それも家を建てる前に考えて欲しいのです。家を設計プランニングしてもらうときは、色んなところをを回ってきて欲しいのです。
あなたがお願いしたい、ハウスメーカー、工務店さん、設計士さんは何を一番大切にして家を建てようとされているでしょうか?